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FCCライセンスでの運用と操作範囲

 サイパンからFCCライセンスで運用される方は、ご自分のFCCライセンスの操作範囲と米国法を十分にご理解頂いていることと思います。Radio Dream Project, Inc. として、FCCライセンスをお持ちの方に運用と操作範囲のご説明を行うことは適切でないのかも知れませんが、一応にご説明させて頂きます。



@ FCCライセンスを取得された方は、サイパン(米国)において、日本の免許及び諸外国のライセンスで運用を行うことが出来なくなりますので、FCCライセンスのみで運用を行って下さい。



A コンテスト等で、1つのコールサインでセカンドオペ(免許人が他の免許人のコールサインで運用すること。)や、マルチオペ(複数の免許人が1つのコールサインで運用すること。)を行う場合、以下の点にご注意下さい。

(1) FCCライセンスを取得された方は、サイパン(米国)において、日本の免許及び諸外国のライセンスで運用を行うことが出来なくなりますので、FCCライセンスのみで運用を行って下さい。

(2) 運用するコールサインが個人局であるなら、そのライセンス取得者は、当人以外の運用者の運用に立ち会わなければなりません。

(3) セカンドオペを行う方(コントロールオペレーター)は、FCCライセンスを取得していなければなりません。

DXペディション,コンテスト等におきまして、以前(昔)はアメリカの局(特に太平洋地域)の判断により、FCCライセンスをお持ちでない方がセカンドオペとして運用されていることが多々ありましたが、近年、セカンドオペ(マルチオペ)として運用に参加される方は、運用前にFCCライセンスを取得するのが一般的になってきました。お断りしておきますが、世の中の事象というものは、時代の流れに沿ってルールが厳格化されたり、逆に緩和されたりすることがあるのは常です。それによって時代は変化し続けて行き、私達はその時代の当事者でもあるわけです。その考察に基づきまして、Radio Dream Project, Inc. は過去のお話(加わりたくない議論)に干渉することなく、現在から未来を見つめ、ご説明を行っておりますので、その趣旨はご理解下さい。

(4) セカンドオペを行う方(コントロールオペレーター)は、その運用する局(コールサイン)のライセンスクラスの操作範囲内且つ、セカンドオペを行う方のライセンスクラスの範囲内でのみ運用出来ます。

一例を上げますと、セカンドオペを行うコールサインがアマチュアエクストラで、セカンドオペを行う方がジェネラルクラスなら、そのセカンドオペを行う方は、ジェネラルクラスの操作範囲でのみ運用出来ます。ということです。



B 第三者通信(無線資格を持たない方が、無線資格を有する方の無線局操作の基に通信すること。)を行う際は、その無線局の操作の全てを無線資格を有する方が行わななければなりません。第三者通信を行う際のPTTのオン/オフ,マイクゲインの調整等は、無線資格を持たない方が行うことは出来ません。無線資格を持たない方は、あくまで喋るだけです。そして、第三者通信を行うことができる相手国は、アメリカ国内(統治領を含む)と米国法で定められた国々だけです。

第三者通信を行うことが出来る国々の詳細は、ARRLの以下のホームページに説明があります。
http://www.arrl.org/FandES/field/regulations/io/3rdparty.html

サイパン(米国)と日本は、第三者通信を行うことは認められていませんのでご注意下さい。



C サイパンのバンドプランは、ITU-Region 3におけるFCCの周波数割り当てが適応されますので、米国本土と異なっています。また、各ライセンスクラスのバンド逸脱をしないよう、十分にご注意下さい。

サイパンレンタルシャックでは、サイパンにおけるバンドプランを作成しております。左の [ KH0バンドプラン ] からダウンロードできますのでご確認下さい。。

一頃、サイパンにおける7Mのバンド拡張に付きましては、詳細にお調べになった方もいらっしゃいますし、既に事実が周知されていると考えていたのですが、それを知らない方もいらっしゃるようです。

以下が、ITU-Region3におけるFCCの周波数割り当てです。
http://edocket.access.gpo.gov/cfr_2008/octqtr/pdf/47cfr97.301.pdf
既に、FCCの規定はアップデートされています。



D サイパンからFCCライセンスで運用される際は、FCCライセンスに登録された郵便住所に関わらず、サイパンのコールサインのままで運用できます。(KH0QRZ/KH0,KH0/KH0QRZなどと言わず、KH0QRZのままでもかまいません。)

サイパン以外の米国(その統治領を含む)をお持ちでしたら、以下のコールサインをご参考にされて下さい。米国法では、”KH0”は、コールサインの前に付けても、後ろに付けてもかまいません。

KH2QRZ/KH0,KH0/KH2QRZ
WH2QRZ/WH0,WH0/WH2QRZ
NH2QRZ/NH0,NH0/NH2QRZ
AH2QRZ/AH0,AH0/AH2QRZ

もちろん、以下のようなコールサインでも運用できます。

WA1QRZ/KH0,KH0/WA1QRZ
NA1QRZ/KH0,KH0/NA1QRZ
AA1QRZ/KH0,KH0/AA1QRZ

以前(昔)から使われているコールサインの慣わしですが、”KH0/”と”/KH0”は、”K”始まり,”N”始まり,”W”始まり,”A”始まりのコールサインに頻繁に使われています。また、”WH0/”と”/WH0”は、”W”始まりのコールサインに使われ,”NH0/”と”/NH0”は、”N”始まりのコールサインに使われ,、”AH0/”と”/AH0”は、”A”始まりのコールサインに使われています。

これらの組み合わせは、どの組み合わせを用いてもかまいませんが、運用する際のコールサインは、可能な限り明確にすべきです。相手局に分かり易いコールサインで運用しましょう。

以上はあくまで一例ですが、”NH0”はジェネラルクラス以上,”AH0”はエクストラクラスのみに免許されるプリフィックスです。該当資格をお持ちでない方のご使用はお控え下さい。

ここで、サイパンレンタルシャックのローカルルールですが、実は、米国法では移動局のコールサインにポータブルを付けなくてもよいのです。例えば、グアムのKH2QRZのコールサインをお持ちの方が、サイパンからそのままKH2QRZで運用することも出来てしまうのですが、サイパンレンタルシャックでは、様々な運用上の誤解を避ける為、サイパン以外のコールサインで運用される方のポータブルを付けないコールサインでの運用は、お断りさせて頂きますのでご了承下さい。



E サイパンから運用されるにあたり、日本の従事者免許証,無線局免許状をサイパンにご持参頂く必要はありませんし、それらの英文証明をご用意頂く必要もありません。

但し、ゼロでない可能性として、もしなんらかの誤解が生じた場合、日米間の相互運用協定による運用者は、米国法により日本の免許を携帯する義務が無いことを英語でご説明頂かなければならなくなる恐れもあります。英会話に自信が無い方は、日本の従事者免許証,無線局免許状をご持参頂いた方が良いかも知れません。運用はHIMAWARI HOTEL内に限られますので、もしなんらかの誤解が生じた場合は、ホテルの日本人スタックに通訳をお願いして下さい。



F FCCライセンスを取得した方が、上級のFCC試験に合格された場合、合格された時点で上級のライセンスクラスの操作範囲で運用出来ますが、FCC ULSにライセンスクラスのアップグレードが掲載されるまでは、合格された上級のライセンスクラスのみに許された操作範囲で運用する際、送信受信を繰り返す度に、以下のようにアナウンス(CWやデジタル通信の場合は、符号を送ります。)しなければなりません。

合格されたライセンスクラスがジェネラルクラスの場合: /AG
具体的には、KH0QRZ/AG.移動局ですと、KH0/KH2QRZ/AG,もしくは、KH2QRZ/AG/KH0とアナウンスしなければなりません。

合格されたライセンスクラスがアマチュアエクストラの場合: /AE
具体的には、KH0QRZ/AG.移動局ですと、KH0/KH2QRZ/AE,もしくは、KH2QRZ/AE/KH0とアナウンスしなければなりません。

これは一時的な運用を除いては、現実的にそうとうに難しいことでもありますし、このルールを知らない諸外国の局は戸惑ってしまいます。なるべくでしたら、FCC ULSにライセンスクラスのアップグレードが掲載されるまで、合格された上級のライセンスクラスのみに許された操作範囲での運用はお控え下さい。



■ 間違いがありましたら、ご指摘下さい

 FCCライセンスの運用に関しましては、Radio Dream Project, Inc. (JM1LJS/WH0DX) は、可能な限りお調べして、ご説明しているつもりですが、もし以上のご説明に間違いがある場合は、お手数ですが、ご指摘頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。